
腎臓小児科 三浦 健一郎
thought
血尿から腎移植まで、あらゆる小児腎泌尿器疾患の専門治療を行います
当院は全国の大学病院の中で唯一、腎臓小児科を標榜しており、充実したスタッフで学校検尿異常の患者さんから腎炎、ネフローゼ症候群、尿細管疾患、そして透析や腎移植を必要とする末期腎不全の患者さんまで、小児腎疾患を幅広く診療しています。
特にネフローゼ症候群や腎移植などの臨床研究に積極的に取り組んでいます。透析治療や腎移植は小児外科、泌尿器科、移植管理科、血液浄化療法科、病理診断科などの関連診療科との連携が欠かせませんが、当院ではこれらの科の協力を得て万全の体制で診療できることが大きな特色です。
学校検尿異常や水腎症をはじめ、腎尿路に関することであれば何でもお気軽にご連絡いただき、また患者さんをご紹介いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
患者さんへ
腎臓小児科は、あらゆる小児腎泌尿器疾患について専門的な診療をおこなっています。
学校検尿で異常を指摘された、ネフローゼと言われた、おねしょが治らない、など、小児の腎泌尿器のことなら何でも良いです。腎移植や透析を考えているが、悩んでいる、という患者さんも是非ご相談下さい。月曜日から土曜日まで毎日初診を受け付けています。
学校検尿異常の患者さんは、受付で腎臓検診結果通知書をご提示ください。紹介状として扱います。また早朝尿(受診当日の朝一番の尿約10mL)をご持参ください。
腎移植をご希望の患者さんは、主治医の先生を通して当科医師にご連絡ください。
小児の腎疾患の治療には愛情と根気が必要です。腎臓病のお子さんのケアに慣れたスタッフ(看護師、薬剤師、臨床工学技士、移植コーディネーターなど)とともに、お子さんが日常生活を取り戻し、大きく成長できるよう、全力でサポートさせていただきます。


医療スタッフの皆さんへ
小児の診療には時間と手間がかかることも多いですが、その分、得られる喜びも大きいです。小児腎臓病の診療はまさにそのような領域であり、私たち小児腎臓医だけでなく、他の多くの診療科の医師や、看護師、薬剤師、臨床工学技士などのスタッフに支えられおり、大変感謝しています。ICU会議やハイリスク検討会でも、困難の多い症例を何とか無事に手術や術後管理を乗り切れるよう、知恵を出し合い、協力いただけているおかげで、当科の診療が成り立っています。引き続き、未来を担う子どもたちのため、力を合わせて治療に取り組み、喜びを分かち合うことができればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。