医療安全推進部
部門紹介
医療安全推進部では、安全性が確保された質の高い医療を提供するために日常診療で発生したインシデント・アクシデントの情報を基に、事故防止活動に取り組んでおります。また、組織を横断した改善が行えるよう各部門で選任されたセーフティマネジャーと連携し、情報の共有と改善策の立案・実行・評価活動およびそのサポート活動を行っております。
活動内容
- 医療安全に関する職員への啓発、教育、広報
- 医療安全に関する最新情報の把握と職員への周知
- 医療安全に関する現場の情報収集、実態調査、改善指導
- インシデント・アクシデントレポート報告の収集、分析
- 医療安全管理委員会の運営
- 多職種による患者の安全を守るための活動部会の運営
- セーフティマネジャー会議の運営
- 医療機器安全管理委員会の運営
- 高難度新規医療技術・未承認高度管理医療機器・未承認禁忌適応外医薬品等評価の運営
- ハイリスク検討会の運営
- 事例検証会の運営
- 日本医療機能評価機構への届出
- 多職種による医療安全ラウンドの実施
- ICへの看護師同席および患者の意思確認の推進
組織
病院長の直轄下に医療安全・医療対話・感染部門を置き、医療安全推進部を設置
各部署にはセーフティマネジャー(SFM)(全152名)を配置
医療安全推進の実務部会として、CVC医療安全部会、チーム医療推進部会、転倒転落対応部会、医療安全データ分析部会があり、いずれも意欲的に取り組み医療安全文化を醸成しております。
関連委員会
- 医療安全管理委員会
- セーフティマネジャー委員会
- 医療機器安全管理委員会
- 医薬品安全管理委員会
- 医療放射線安全管理委員会
- 化学療法安全運用委員会
- 高難度新規医療技術・未承認等高度管理医療機器評価委員会
- 未承認・禁忌・適応外医薬品等評価委員会
- ハイリスク症例検討会
- 事例検証会
人員
10名【医師2名、薬剤師1名、看護師3名、臨床工学技士1名、事務員3名】
資格取得状況
医療安全管理者:医師 2名、看護師 3名
学会発表など(令和4年・5年度実績)
学会
- 「エスカレーターの転倒転落予防と重症化を低減する当院の取り組み」
(第8回日本医療安全学会学術総会2022年6月11-12日) - 「ポリファーマシー/不適切多剤併用の現状と克服について」
(第44回日本臨床薬理学会2023年12月15日) - 「チーム医療を推進する出張チームステップス」
(第17回 医療の質・安全学会 (2022年11月25日、26日))
研究会
- 医療安全と不眠対策WEBセミナー
(2022年10月17日、2023年5月17日、6月9日、6月28日) - 働き方改革と不眠対策WEBセミナー
(2024年3月19日)
インシデントレポート報告に関する取組み
過ちを未然に防いだインシデントレポート報告レベル0(ゼロ)の報告を重視し、安全意識が高いチーム医療や危険予知などの報告に「Good JOBカード」を贈る活動を行っております。インシデントレポート報告レベル0をもとに、院内の安全を脅かす体制やシステム、マニュアルなどの問題点を改善するため、職員のインシデントレポート報告を促進するシステムになっております。
TWMU医療安全推進強化期間
2つの重大医療事故を風化させない、そして本学が一丸となり「医療安全」を推進していることを患者・職員に可視化し、医療安全文化の醸成の更なる推進をはかるため医療安全推進期間(毎年2月18日~3月2日)を設定しております。