集中治療科
診療内容
集中治療は、生命の危機に瀕した重症患者さんを救命するために、関連の多職種や専門医と協働しながら、治療を行っています。
集中治療の目的は、呼吸不全、循環不全、意識障害や代謝不全などの重症患者さんを24時間体制で手厚く治療し回復させることです。
集中治療科医がシステム管理と診療チームのリーダーとなり、各診療科の医師を含めた多職種チーム(医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、放射線部、検査部など)と協働し、幅広い年齢層と多彩な急性期病態の治療を行っています。
当院は、他の医療施設では対応困難な難易度の高い手術や難治疾患の患者さんが多く、そのような患者さんの周術期管理や、治療中に発生した急性呼吸・循環不全や敗血症性ショックなどに対して、高度な生命維持装置を駆使して治療を行っています。
特にECMO (Extracorporeal Membrane Oxygenation)の管理は世界標準以上の技術レベルを有しています。
さらに院内迅速対応チーム(Rapid Response Team; RRT)を編成して入院患者さんの急変に対応するとともに、日々の院内ラウンドを通して入院患者さんが急変する前に予防的な対応をするように心がけています。
対象疾患
呼吸不全
循環不全
意識障害
代謝不全
周術期管理
敗血症性ショック
診療実績
心臓血管外科術後症例 | 約30症例/月 |
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消化器外科術後症例 | 約20症例/月 |
呼吸器外科術後症例 | 約20症例/月 |
内分泌外科術後症例 | 約10症例/月 |
院内救急症例 | 約3-5症例/月 |
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准教授
梅井 菜央うめい なお
専門分野 集中治療・ECMO
認定資格 内科認定医
日本救急医学会専門医
日本集中治療医学会専門医
研究内容
ECMOにおける新規抗凝固療法