密封小線源療法

1.概要

当施設の密封小線源治療は、組織に刺入したニードルや腔内に挿入したりしたアプリケータ内に、移送ケーブルを通して192Ir密封小線源を移動させることで病巣の近くから照射を行う治療です。

周囲正常組織に広がる線量を低く抑えることが可能です。病巣の近くから照射を行うために近接照射法、brachytherapyと言われます。

現在、当院放射線治療室では前立腺癌に対する125I密封小線源永久挿入療法は行っていません。

2.特色

婦人科系腫瘍が主な適用症例です。週1回(水曜日に)実施しています。

brachytherapy用治療計画CTが密封小線源治療室に配置されていないため、同フロアにあるCTシミュレータ室の治療計画CTを利用しています。患者さんは「担架シート」と「ストレッチャ」を使用し、工夫して治療室ーCT室間を移動しています。

3.使用システム

小線源治療装置はバリアンメディカルシステムズ社製BRAVOSを、治療計画装置はECLIPSEを使用しています。

密封小線源治療装置 BRAVOS