乳腺専門医を取得するために

乳腺外科医として目指す専門医のひとつとして、乳腺専門医があります。
乳腺専門医を取得するためには、初期研修2年に引き続いて、乳癌学会が認定した研修カリキュラムを実施することのできる認定施設もしくは関連施設で5年の研修が必要となります。
当院の外科専門研修プログラムは、下図の通り、初期研修2年修了後、5年で外科専門医・乳腺専門医取得を目指すプログラムです。入局1-2年目は専攻医として他科ローテーションを含めた乳腺外科研修を行います。その間にマンモグラフィ読影医の取得が可能です。外科専門医取得後は、乳腺認定医を申請、がん治療認定医の取得が可能です。入局3-5年目は、乳腺専門医取得に必要な手術経験・研究業績を積みます。
乳腺認定医の申請には、認定・関連施設における乳癌経験症例が 100 例以上あること ・乳腺疾患に関する研究業績が 30 点以上あること ・乳癌学会が主催する 2020 年以降の専門医セミナーの受講証明があることが必要になりますが、当院の手術症例数は年間約250例、外来症例数は月間約1100例と豊富な症例数があります。また、研究では、日本乳癌学会学術総会をはじめ、国内外の学会発表を行っています。
東京女子医科大学乳腺外科では、乳腺専門医の取得は当然のことながら、学会発表や論文掲載含め、学位の取得まで責任をもって指導して参ります。乳癌の画像診断・治療は日進月歩であり、非常にエキサイティングな領域です。個々の乳癌患者さんに寄り添い、また乳癌診療全般の進歩に向けて、一緒に働いてくれる仲間を大募集中です。