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2007.08.06

 
本学医学部が再度、
文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」
に採択されました
学長代行 岩田 誠
 

 8月6日(月)、文部科学省が選定する「平成19年度特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に医学部の取組が採択されました。 特色GPは教育実績の高い高等教育機関を選定し、他の高等教育機関の参考となる教育を充実させる競争的教育資金補助制度です。
医学部は平成15年度に最初の採択校となり4年間の補助を受けました(東京女子医科大学学会誌に結果報告が掲載されます)。今回が最後の申請年度で、新たな取組は平成21年度まで補助を受けます。
  今回の取組名称は「医のこころを実践する力を育むカリキュラム-自分の特性を伸ばし社会に奉仕できる女性医師をアウトカムにした医学教育-」です。医学部が目指す医師・女性医師像を卒業あるいは研修終了時の達成度(アウトカム)として明示し、カリキュラムを再構築する取組みです。
現在のMDプログラム(統合カリキュラム、テュートリアル、人間関係教育)を改良し、各学年・教育単位(ブロック)の目標に加えて6年間を通したアウトカムを設定し、人間性に基づく医療を実践できる医師育成を目指します。新カリキュラムは「MDプログラム2010」として3年後の開始を予定しています。本学の教育を更に向上するために教職員・学生・父母の皆様の協力をお願いします。
取組概要を以下に示します。

東京女子医科大学医学部平成19年度特色ある大学教育支援プログラム
「医のこころを実践する力を育むカリキュラム」概要
医師の資質とは何かを明確にして、その資質を獲得する教育を構築する。
すなわち卒業時の到達度を明確な「アウトカム」として示し、アウトカム達成のための学年縦断的教育を構築する。
医師の資質を、医学を為す知識・技能(医の実践力)と、医師としての人間性・態度(慈しむこころの実践力)に分け、それぞれに測定可能なアウトカムを設定する。
アウトカムにより学生が医師のキャリア形成過程全体と現在の目標を知り、継続的に自ら省察し、適切なフィードバックを受けて医師の資質となる実践的智を修得する教育を行う。
アウトカムの集積により教育効果評価と継続的教育改良を行う。

  本学はこれまで統合カリキュラム・テュートリアル教育・人間関係教育を柱に医のこころを蘊奥する医学教育を発展させてきた。本取組ではこれまでの教育の上に建学理念である「至誠と愛」を現代の医師の資質として明示し、自己の特性を活かし社会に奉仕する女性医師を薫育する。

 

   
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