私たちの活動紹介
TYMC看護部は日々の看護実施と合わせてさまざまなチームで活動しながら学び、看護の質を高め合っています。
定期的に顔を合わせることでお互いの成長を確認でき、相談や話し合える場にもなっています。
スペシャリスト会
TYMCではエキスパートナース6領域/7名、専門看護師4領域/4名、認定看護師18領域/24名、診療看護師1領域2名が活躍。
看護ケアの質の向上を目的に、専門性の高い看護実践者たちが各専門分野の垣根を越えて連携・協働しています。
エキスパートナース
専門の分野で卓越した知識と技術を有し、看護の質の向上のため横断的な活動をしています。 *エキスパートナースは日本看護協会に先駆けて1993年に誕生した東京女子医科大学独自の制度です。
専門看護師
ある特定の専門看護分野で、卓越した看護実践能力を有すると認められた看護師です。
認定看護師
ある特定の看護分野で、熟練した看護技術と知識を有すると認められた看護師です。
診療看護師
保健師助産師看護師法が定める特定行為を実施することができる看護師です。
クリティカルケア領域/急性・重症患者看護専門看護師/
集中ケア認定看護師
近藤 直子
突然な発症による病気やケガで入院治療を受ける方や悪くして重症になってしまった患者さんとご家族が対象です。病気で普段の生活が突然中断するという状況の中で、患者さんとご家族は病気に関することだけではなく社会的にも多くの対処を強いられ身体的にも精神的にも強いストレスに晒されます。したがって、一日も早く身体的精神的障害程度を最小限に回復できるよう、治療環境を調整し日常生活の援助を通して多職種と連携をとりながら看護を行います。
小児看護専門看護師
塚田 亜矢子
子どもたちの健やかな成長・発達のために療養生活を支援し、多職種と連携して水準の高い看護を提供。常に子どもの権利擁護の視点を大切に、発達に応じた説明や子どもたちの反応に合わせた関わりに取り組んでいます。入院中の子どもたちとそのきょうだいを含むご家族全体の生活や、家族機能を維持・向上できるように活動。子どもたちとご家族の安全・安定な生活に向け関連者を集めて調整し、チーム医療が円滑に進むよう努めています。
看護師教育に携わる役割も担い、院内教育をはじめ他分野の専門看護師と協働して研修の開催や研究活動を行っています。
皮膚・排泄ケア領域/皮膚・排泄ケア認定看護師
工藤 みゆき/ 渡邉 朋子
W(Wound/創傷), O(Ostomy/ストーマ),C(Continence/失禁)の3分野に関する専門的ケアの提供と、患者さんとご家族、医療スタッフへの相談・指導を行なっています。また、褥瘡委員会や褥瘡リンクナース連絡会での活動を通し褥瘡管理者として院内の褥瘡発生の予防や早期治癒に努めています。ストーマ外来では退院後の状況に合わせたストーマケア方法の提案や装具選択などを通し、自宅で少しでも快適に過ごせるように退院後訪問を実施し、援助しています。
がん化学療法看護領域/がん化学療法看護認定看護師
金野 恵理子
がんに罹患した患者さんは身体・精神面ともさまざまな苦痛を抱えています。抗がん剤治療の副作用も少なからず生活に影響があります。患者さんとご家族の苦痛が少しでも緩和され、治療を受けながら安全にその人らしく過ごせるよう看護援助しています。特にセルフケア支援、治療選択における意思決定支援を行う場面では日常生活が根底にあることを前提に寄り添い共に考えることを心掛けています。
患者さんと関わる看護師自身も、安心して自信をもって患者ケアや抗がん剤の管理ができるよう意識してスタッフ指導や教育を行い、ロールモデルになるよう活動しています。
メンタルヘルス領域
井川 由香里
平成27年に厚生労働省より「労働者の心の健康の保持推進のための指針」が定められ、職場のメンタルヘルス対策が推進されるようになりました。看護師は患者さんとご家族、さらに医療他職種など全ての人に関わる仕事で最もコミュニケーションが大切です。情熱や働きがいを感じ、患者さんに寄り添った看護を提供し続けていくためには今いる看護師が定着し、心身ともに健康でいきいきと働いていけることが必須。そうすることで組織力を発揮し、病院全体が明るく安心な空間になります。メンタルヘルス(心の健康)を重要な資源と考え、職場全体の健康度を向上させ安心できる病院作りに取り組んでいます。
メンタルヘルス支援はイキイキ看護推進プロジェクトにも関与しています。
糖尿病看護認定看護師
田中 景子
鈴木 悦子
血糖コントロールや合併症の予防、そして健常人と同じ寿命を全うすることが糖尿病治療の最終目標といわれています。患者さん一人ひとりが大切にしていることや価値観にも注目し、患者さんと共によりよい療養方法を一緒に見つけていけるようお手伝いをしています。そのために糖尿病支援外来やフットケア外来、糖尿病教室などの患者支援を行っています。
当院ではインスリンポンプの導入・管理も行っています。データを患者さんと共有しながら一緒にインスリン量を考えて、よりよいコントロールを目指しています。
また、糖尿病の啓蒙活動として毎年11月の糖尿病週間・世界糖尿病デーには市民公開セミナーや、病院のブルーライトアップも行っています。
リエゾン精神看護領域/精神看護専門看護師
山内 典子
患者さんやご家族の不安、抑うつなどの精神症状、患者さんのせん妄などのケアの困りに対しその状態や状況についてご一緒にアセスメントし、ケアの方向性や計画を検討します。必要性に応じ、患者さんやご家族に面接やリラクセーション等の直接ケアを行います。また、看護職者の個人的なメンタルヘルスの相談やピアサポートもしています。これらをとおして職場ストレスの見直しや検討、はたらきかけも行っています。
東京女子医科大学看護学部 異儀田 はづき先生(精神看護専門看護師)とも連携しています。
令和4(2022)年度文部科学省科学研究費助成・基盤研究(C)を獲得しました。
研究課題名
「臨床倫理コンサルテーションチームにおける他職種間の協働モデルの考案」
「精神科医療における多職種連携の実態とその効果を規定する要因の解明」
老人看護専門看護師
三村 千弦
老人看護専門看護師は高齢者の「意思」を尊重し「最期まで “その人らしく” 過ごせる」ことを支援するために高齢者とご家族(介護者) や、高齢者を支える人のために動くという役割があります。高齢者は複数の病気を患っている傾向があり、それらの病と共に生きている患者さんが多くいらっしゃいます。病を治すことだけではなくご本人が望む生活を送れるように医療が役立つことを目指し、ご本人ができる能力に目を向けながら根拠に基づいた実践とご本人の意思を尊重することを大切に、多職種と協働してケアを行っています。
緩和ケア認定看護師
菅原 恵里子
がん性疼痛看護認定看護師
川北 智子
緩和ケア認定看護師/がん性疼痛看護認定看護師は1998年に認定看護師分野に特定、2020年に統合。がんや、命を脅かす疾患の患者さんとご家族へ早期より身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな問題をサポート。治療の不安軽減や意思決定支援、症状の苦痛軽減とケア、セクシャリティ・ボディーイメージのケア、再発・転移のケア、がん・非がん患者の終末期のケアについて、部署を問わず介入し専門的なケアの提供と患者さんとご家族の相談や教育・指導を行っています。
医療スタッフの相談やケアに関して実践できる研修会などを企画し、病院全体の緩和ケアに関する知識の向上とケアの向上に関する活動もしています。
感染管理認定看護師
加藤 恵理子
患者さんとご家族、職員など病院に関わるすべての人々を感染から守ることを目的に活動しています。感染対策上の問題発生時の対応や感染対策に関する教育、医療関連感染サーベランス等のほか感染対策チームとして多職種と連携・協働し、感染対策に取り組んでいます。施設内だけではなく、関連施設や地域の施設とも連携し活動しています。
新生児集中ケア認定看護師
岡田 幸子/ 鈴木 麻友
急性期かつ重篤な状態にある新生児の生理学的安定を図る。神経行動学的な発達を促すために個別化された看護を実施。また、新生児集中ケア領域の看護実践を通して指導・相談も行っています。言葉を発さない新生児はそれ以外の方法でさまざまな表現をしています。それを正確に捉え(観察)、表現に合わせて看護(実践)し、新生児の反応から行った看護を客観的に評価しています。私たちは新生児の個別的な成長・発達を促すケアをチームで提供し、ご両親との協働を目指しています。心理的な危機状態に直面しているご両親が「親」になる過程を支えるケアも重要なので、母親の妊娠中から母胎科と連携しています。
手術看護認定看護師
高橋 典子/ 森 舞
手術を受ける患者さんとご家族の思いに寄り添える、温かい手術看護を心がけています。 また、手術をスムースに遂行し二次的合併症の予防、早期回復を実現するための医療・看護を提供できるよう、病棟・重症部門・外来と連携し周手術期における継続看護を実践しています。
乳がん看護認定看護師
青沼 なお子
乳がんに罹患した患者さんとご家族の治療に伴う身体的・心理的・社会的サポートを行っています。患者さんとご家族は告知から治療の過程で、様々な問題や困難に直面する事があります。その中で患者さんとご家族に寄り添い、共に考え、その人らしい療養生活が送れるよう支援します。時に多職種と協働しチーム医療を行い看護支援を展開します。また乳がん看護に対する質の向上・維持を目指しスタッフへの教育、指導、相談や、患者さんにリンパ浮腫のケアも行っています。
小児救急看護認定看護師
今村 めぐみ
小児の外来・救急外来を受診する子どもとご家族の看護を行っています。子どもの成長発達を踏まえ安全で安心して過ごすことが出来るようご家族を含め、多職種と連携しながら子どもとご家族にとって最善のケア提供を目指します。
また、救急で運ばれてくる成人患者の子ども対応も救急科スタッフと連携しながら行っています。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
佐藤 清美
脳卒中は突然に発症し手足の麻痺や、意識障害・言語障害などさまざまな症状を呈する疾患です。これらは発症早期から廃用症候群の予防や機能回復を目的にリハスタッフと協働しながらリハビリを行なっていくことが必要です。急性期の全身管理を行いながら、患者さんとご家族が障害を受容できるよう援助していきます。そして生命の危機を乗り越え、その人らしい今後の生活を再構築するために患者さんとご家族の希望を聞きながら入院直後から多職種と連携して支援しています。
慢性呼吸器疾患看護認定看護師
飯塚 和代/ 川原 妙子
長期的に呼吸機能障害がある患者さんとご家族の看護を行っています。主に慢性気管支炎や肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎、気管支喘息などの慢性呼吸器疾患を抱えている患者さんは日々呼吸が苦しいという症状が続き、病との折り合いをつけながら人生の最期まで懸命に生きています。そのため、病棟や外来で効果的な吸入薬の使い方や禁煙支援、在宅酸素療法の管理や呼吸困難感の対処法などを含めたセルフマネージメント(自己管理)の療養指導や、呼吸器ケア看護外来を行い多職種や地域と連携し在宅療養を継続できるよう支援しています。自分らしく生きていく支援ができるよう、価値観を尊重した看護を心がけています。
慢性心不全看護認定看護師
鵜名山 峻一
心疾患の予防、心不全の予防、再発の予防など「予防」することを心がけた看護を行っています。心疾患を発症した方や、心不全が増悪した方と話し合うことを大切にしています。結果(発症や増悪)に対し原因は何かを明らかにすることで、患者さんの生活習慣に「ちょっとした工夫」を一緒に見つけていく過程は、この領域の楽しみの一つです。
セルフモニタリングや減塩、服薬管理、禁煙、感染予防などパンフレットに記載されている生活支援は決まっていますが、話し合いの中で見つけ出した「ちょっとした工夫」は十人十色。これを見つけ出し、生活の質を維持し高めるための看護を心がけています。
認知症看護認定看護師
前田 文
認知症を持つ方は年々増えています。団塊の世代が高齢者になる2025年には5人に1人が認知症を持つといわれています。認知症を持つ方は入院により混乱が生じ、せん妄や認知症行動心理症状(BPSD)が生じるリスクがあります。せん妄等になってしまうと、入院生活の延長や認知機能の低下・要介護状態へと移行してしまう可能性があります。
患者さんの担当医師・看護師・心身医療科医師・MSW・薬剤師・リハビリと協働し、せん妄・BPSDの予防や早期回復ができるようサポートしています。患者さんとご家族が安心し入院生活を送り、早期に元の暮らしがある地域にその人らしく帰れるよう支援しています。
透析看護認定看護師
近江 理映
慢性腎臓病(CKD)は新たな国民病といわれ1330万人の患者、20歳以上の8人に1人が該当します。腎臓の機能がある程度まで低下すると、もとに戻すことは難しくいずれ透析や腎移植が必要になります。慢性腎臓病(CKD)の初期は自覚症状がほとんどありませんが、尿検査や血液検査で早期発見・早期治療で腎臓の機能が維持できます。
私たちは透析だけではなく、腎臓の機能が低下した患者さんとご家族に専門的な知識と技術を用いて個別的な看護を行います。腎臓サポート看護外来では腎臓の機能が低下した方が透析にならないように、また透析導入になっても安心・安全に透析療法を受けられる環境を透析医療チームと整え、楽しみや生きがいが続けられるよう長期にわたる療養生活を支援しています。
集中ケア認定看護師
大川 真理子
生命の危機的状況に陥り生死をさまよう患者さんにとって最後の砦となるICUは、重症かつ集中治療を必要な患者さんとそのご家族が対象です。病態変化の予測、重症化の回避による二次的合併症の予防および1日も早い社会復帰の促進への支援を行います。患者さんの「声なき声」を聴きとり生きる力を大切に寄り添い、その人らしさを尊重しながらニーズに応えられるよう看護を行います。患者さんとご家族もチーム医療の一員であるため、倫理的視点をもちながら多職種間の調整役を担い、最善の医療が提供されるよう活動しています。
また、院内迅速対応システム(Rapid Response System)のメンバーとして病院全体の医療安全に寄与しています。
小児プライマリケア認定看護師
佐々木 綾子
医療的ケア児への社会的ニーズの増加や治し支える医療の変化に合わせて誕生した認定看護師です。新生児から小児期すべての子どもと、子どもを取り巻く方々を対象に安心・安全な看護を提供します。実践に重きを置き、子どもの成長発達、子ども権利擁護の視点を大切にしながら特定行為看護師として多職種と協働し質の高いチーム医療が進むように努めています。
病院と地域をつなぎ患者ケアのみならず社会資源や医療制度、地域の状況に応じた子どもたちとご家族への支援を目指しています。
診療看護師
高橋 大/ 辻 方乃
救急科で指導医のもと、診療や医療行為の実践に取り組んでいます。
看護師の「看る」、医学的思考の「診る」2つの視点を持ち、多職種と協働しチームの一員として救急治療においてタイムリーかつ安全な質の高い医療が提供できる診療看護師を目指しています。
学会・研究会などの資格活動
NIDCAP(ニドキャップ)
赤ちゃん個々の発達に合わせたケアと、評価プログラム
Newborn Individualized Developmental Care & Assessment Program
NICU/GCUでは赤ちゃんの脳の成長のために、お母さんのお腹の中と同じ環境に近づけるための工夫をしています。
赤ちゃんの成長は家族との関りが一番大切で、赤ちゃんは様々な行動(=声)を私たちに伝えています。そんな赤ちゃんの成長発達をご家族と医療者が一緒に見守り、支援していくための方法の一つにNIDCAP(ニドキャップ)というプログラムがあります。NIDCAPはケアの前からケア中、そしてケア後の赤ちゃんが落ち着くまでを観察し、赤ちゃんの行動からその子の強みと弱みを読み取ります。強みを生かし、弱みはサポートして赤ちゃん一人ひとりに合わせた関り方やケア方法を提案し、ご家族と医療者で共有します。
そんなNIDCAPは世界各国で実践され、赤ちゃんの成長・発達に多くの効果を挙げています。当院では2021年から活動を開始し赤ちゃんの声をご家族と、関わる全ての医療者に伝えて赤ちゃんの温かい心と成長発達をサポートしています。
NIDCAP professional 眞壁 公美子/ 小嶋 久子
日本NIDCAPトレーニングセンター(JNNTC)
研究活動
臨床における看護研究は現場での実践から浮かび上がった疑問を探求し得られた知見を形に残してさらに多くの人々と共有して、再び実践につなげていく過程で発展します。この過程で臨床の実践者と研究者が共働することで質の高い研究が可能になり、より豊かな看護実践を創り出すことができます。
そこで、2018年度から東京女子医科大学女性医療人キャリア形成センター看護職キャリア開発支援部門では臨床の研究支援者*の育成、看護部と看護基礎教育機関(看護学部・看護専門学校)による研究活動の取り組みを通して、臨床の実践、教育、研究の質の向上を図るべく「看護研究推進プロジェクト」を発足させました。TYMCの研究活動もこのプロジェクト活動に支えられています。以下にTYMC看護職の研究成果をご紹介いたします。
*修士号を修得し、これまでに研究および論文を投稿した経験がある職員で当該施設の看護部長職が任命し、看護部門のwebサイトで公開されている看護職です。
雑誌掲載論文
- 日本看護管理学会誌 25(1), 151-160, 2021.4
【潜在看護師の復職及び就業継続における子育てに関するコミュニティの関与】/高 綾子・末永 由理・宮本 千津子 - 東京女子医科大学看護学会誌 16(1), 10-17, 2021.3
【ナラティヴ・エシックスによる精神看護倫理教育プログラムの開発と評価】/異儀田 はづき・濱田 由紀・小山 達也、他
医療・看護に関連する出版物
- 小児看護 45(2), 214-220, 2022.2
【今さら聞けない看護の根拠-子どもによくある病気と基本ケア】/塚田 亜矢子 - 中央法規 66-72, 2022.2
【「エビデンスに基づく消化器看護ケア関連図」吐血・下血,エビデンスに基づく消化器看護ケア関連図】/近藤 直子 - 精神科看護 49(2), 12-18, 2022.1
【相手を理解し、対話を深める~トラウマインフォームドケアの組織導入の実践】/川崎 敬子・山内 典子 - 精神科治療学 36(12), 1437-1442, 2021.12
【せん妄の治療の現在-この10年の進歩-せん妄対策をいかに院内に普及させるか】/山内 典子 - 看護管理 31(9), 756-762, 2021.9
【東京女子医科大学の3医療施設における新たなプリセプターシップ制度の開発と導入】/三好 麻実子 - 看護管理 31(9), 763-767, 2021.9
【新たなプリセプターシップ制度の開発・基盤としての「看護でつながるプロジェクト」】/三好 麻実子 - 看護管理 31(9), 784-788, 2021.9
【プリセプターシップの実際:プリセプターシップにおける「看護師長」の役割と学び】/山内 典子・高 綾子 - 日本看護協会出版会
155-161.2021.6
【体動コールに不快感と猜疑心を抱いたAさんの事例、長江弘子監修:認知症plus意思表明支援 日常生活の心地よさを引き出す対話事例】/山内典子 - 看護人材育成 17(6), 63-70,
2021.2
【COVID-19対策を見据えたこれからの院内教育・授業の進め方(教材・実習編)さまざまな制限にとらわれず学習効果を維持するための院内研修と学生実習の工夫】/山内 典子・河合 麻衣子・三好 麻実子、他 - 小児看護 44(2), 164-171, 2021.2
【小児看護の実践現場での情報収集のコツ(特集 小児看護現場での子どもと家族からの情報収集、観察とアセスメント)】/塚田 亜矢子・山田咲樹子
その他、執筆など
学会発表・研究会・シンポジウム・ワークショップ等
第35回千葉県周産期新生児研究会/ワークショップ(新生児集中ケア認定看護師企画)
【コロナ禍におけるファミリーセンタードケアについて】/ 岡田 幸子
第35回千葉県周産期新生児研究会ワークショップ
【コロナ禍におけるファミリーセンタードケア】/鈴木 麻友
東京女子医科大学看護学会第17回学術集会
【A病院におけるクリニカルコーチの役割遂行の現状】/ 山内 典子・三好 麻実子・吉田 千鶴、他
東京女子医科大学看護学会第17回学術集会
【看護師がせん妄患者への看護実践を省察することの経験】/山内 典子
看護研究のサポート体制につきましては、東京女子医科大学女性医療人キャリア形成センター看護職キャリア開発支援部門 webサイトをご覧ください。
メールナース会
TYMCでは男性看護師23名、そのうち師長3名*1 が活躍しています。
各部署に配属しているので、どこに配属されても頼れる先輩男性看護師がいることは心強く感じるはずです。
定期的にメールナース会を開催。コミュニケーションをとりながら、男性ならではの感性を看護の質の向上に活かせるよう活動しています。
仕事と家庭を両立しやすい環境づくりもしています。
育児休暇を取得する者も多く、改正育児・介護休業法が施行された2023年度に当院の対象男性看護師3名のうち、育児休業等を取得した男性看護師は3名= 取得率100%、育休等平均取得日数は85日でした。(全国の従業員1,000人超の企業・団体の男性育休等取得率は46.2%、男性の育休等平均取得日数は46.5日*2) 患者さんと、家庭に優しく寄り添う男性看護師はTYMCの誇りです。
*1 2024年4月現在
*2 2023年7月31日発表 厚生労働省「イクメンプロジェクト」による「令和5年度男性の育児休業等取得率の公表状況調査」(速報値)
イキイキ看護推進プロジェクト
現場で働く看護師と看護副部長、師長、主任、専門看護師、エキスパートナース、採用担当、そして若手が職場の環境づくりについて話し合いセミナー交流会等のイベントを企画・運営しています。働くうえでより良い環境・働き方・看護の喜びを見出し、一人ひとりの強みを知り合い相互に強みを活かし合える環境づくりを目指しています。
2021年の秋頃、「元気かな? 大丈夫かな??
と日々気にかけている新人のご家族に、現場で頑張っている姿を動画でみてもらおう!」という2年目スタッフからの発案で「私たち頑張ってます動画」を制作。動画投稿サイトでご家族に向けて配信。
「実際に働いている姿が想像できてよかった」「普段みられない姿が新鮮でよかった」「頑張っているなと安心した」といった感想をいただき、看護職とTYMCに対する理解や興味・感心が深まりました。
喜んでもらい、自分の職に誇りを持てた動画制作。今後も新人とご家族のために継続していきます。
*動画のイメージ
*動画のイメージ
やちりん会(やちよ倫理を考える会)
2023年2月に当院の看護師と、八千代市訪問看護師会で「医療関係者が現場における日ごろの困りごとや悩み(もやもや)について対話を通して思考を整理し、知識を用いて解決することにより互いにサポートし合う!」という活動目標を掲げて「やちりん会」( やちよ倫理を考える会) を立ち上げました。
病気や障害をもつ人々の福利のために医療・福祉関係者も安心して治療、ケアに臨めるように地域と病院の関係者が集い、臨床倫理活動を進めています。
具体的には実例を通した「臨床倫理カンファレンス」、困りごとや悩み(もやもや)を語り合い明日からの実践のヒントを得るもやもやリフレクションカフェ、倫理に関するテーマで学ぶ臨床倫理研修会をそれぞれ年に1回開催しています。
今後も地域とつながり、医療・福祉・介護の多職種で連携して「患者さんにとってよいこと」のために私たちにできることを立ち止まって考え、学ぶ場づくりをしていきます。