教授メッセージ
皆様、こんにちは。東京女子医科大学病院 感染症科の菊池です。 現在、当感染症科では一緒に働いていただける医師を募集しております。 私どもの感染症科は、感染症コンサルテーション(全科)と外来診療(HIVがほとんどで、現在、230名程をフォローしております)を主な業務としております。病棟は持っていないので当直はありませんが、オンコール対応を取っております。 当科の歴史は1989年に遡ります。当時はまだ感染症診療を行っている大学病院や一般病院がほとんどなかった中で、臨床検査部部長の清水喜八郎教授の下で、感染症コンサルテーションシステムを立ち上げ、1994年感染対策科(後に感染症科へ名称変更)と独立した診療科になりました。
今では感染症科が設置されている病院が増えてきましたが、当科では日常接する感染症への日頃の問題、疑問などに、直接『自分たちの手で解決する』というスタンスを取っています。新たな感染症診断方法や耐性検査手法の開発、治療につながるinvitro, in vivoから臨床研究まで、自分たちの手で行っています。 これまでにも次世代シーケンサーを用いた網羅的な感染症診断法やバンコマイシン耐性腸球菌の新たな検出方法(国際特許取得、製品として販売中)などを開発・臨床への応用を進めて参りました。推奨する感染症の検査や治療のオーダーは出しても、医師が自分たち自身でその検査を行い、治療法の評価をする感染症科は世界でみてもあまり類がありません。 |
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感染症の診療を行いながらも、日常で解決できない疑問を抱えている方は多いと思います。自らの手でそのような疑問を解決したいと思っている方は、是非、ご一報いただければと思います。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 菊池 賢 |