募集要項
2025年度 東京女子医科大学 画像診断・核医学科 入局説明会について
既に2025年度入局希望者は定員となりましたので、入局説明会は予定しておりません。
2026年度以降の入局希望者や見学希望がありましたら随時受付をしていますので、下記連絡先まで遠慮なくお問い合わせください。
連絡先: | 東京女子医科大学(代表03-3353-8111) E-Mail:TWMUDINM@gmail.com |
1.目的と特徴
東京女子医科大学放射線医学教室は昭和17年に初代の島津フミヨ教授が就任されて以来、日本の放射線医学界の中でのリーダーとして発展を遂げてきた歴史ある教室である。本学の建学精神である「至誠の心」と「愛」を基本に豊かな人間性と十分な知識、技量を持って医療に従事し、専門性の高い放射線科医を養成して医療全体に貢献することを目標として研讃を積んできた。
近年の急速な放射線医学の発展は、これまでの放射線診断学、核医学、治療学からなる放射線医学教室を再構築し、新たな学問分野を確立して現代の高度医療に対応する姿勢が求められている。本学においても、2009年5月に画像診断学・核医学教室が新設され、高い専門性を有する本学の臨床分野と協調しながら発展させていく段階にある。先端放射線機器を取り揃えている当大学病院は、放射線腫瘍学の分野と共に、社会に貢献する放射線医の育成に向けて、画像診断学・核医学の幅広い知識と技術を習得することが可能な有数の施設である。
当科のモットーは、教授・分野長以下スタッフ全員が優秀な人材の育成に労を惜しまないことである。まずは検査法や臓器に関わらず広範囲に能力を発揮できるgeneralistとして育成することを目指し、その上で、専門領域の検査法や臓器では、より高い検査・診断能力を有す専門家を輩出したいと考えている。
2.指導スタッフ
教授・分野長 | 坂井 修二 |
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准教授 | 長尾 充展、金子 恒一郎 |
講師 | 森田 賢、鈴木 一史 |
准講師 | 早野 敏郎 |
3.研修施設
基幹施設:東京女子医科大学病院
(概要)
- CT:7台 (320列2台、80列1台、64列4台)
- MRI:6台(3T 2台、1.5T 4台)
- トモシンセシス:透視2台、一般撮影1台、マンモグラフィー1台
- エネルギーサブトラクション撮影可能DR:1台
- 血管撮影装置:8台
- ハイブリッドOR装置:2台
- 手術室オープンMRI装置:2台
- マンモグラフィ―/マンモトーム装置:1台
- 超音波装置(中央検査部と共同運用)
- SPECT装置:2台
- SPECT/CT装置:2台
- PET/CT装置:2台 (64列2台:内1台はデジタル)
- サイクロトロン:1台 (F-18 FDG, C-11メチオニン,N-13アンモニア合成可能)
- PACS:2014年1月より完全フィルムレス化
- 汎用型画像処理用ワークステーション:iNtuition、AZE、Syngo.Via、ZIO等
研修協力施設(連携施設):
- 東京女子医科大学附属足立医療センター
- 東京女子医科大学八千代医療センター
- 国立国際医療研究センター
- 東京都立多摩総合医療センター
- 河北総合病院
- 埼玉県済生会栗橋病院
- 武蔵村山病院
4.研修プログラム
5.教育に関するスケジュール
- スタッフレクチャー:週1回
- 症例レビュー:週1回
- 核医学カンファレンス:週1回
- 核医学勉強会:週1回
- 神経放射線フィルムカンファレンス:週1回
- 神経内科カンファレンス:週1回
- 消化器外科カンファレンス:週2回
- 呼吸器カンファレンス:月1回
- びまん性肺疾患カンファレンス:月1回
- 泌尿器科カンファレンス:月1回
- 婦人科カンファレンス:月1回
- PET-CT読影会:月1回
- 膠原病肺画像カンファレンス:年6回
- 消化器カンファレンス:年4回
- 学会予行等:月1-2回
6.後期臨床研修医終了後の進路
後期臨床研修医終了後は原則として助教で採用可能。本人の希望と状況を考慮してより高度の研修を行う。必要によっては国内・国外留学の機会を与える。
7.学位
大学院に進み、博士課程修了時に東京女子医科大学大学院医学部研究科委員会に学位(課程博士)を申請することが可能である。
また、一定の研究期間が認められ、語学試験に合格し、教授・分野長から与えられた研究テーマの学位論文および副論文を作成し、それが掲載された者に対し、診療・研究などの状況が医学博士に値すると教授・分野長が判断した場合には、東京女子医科大学大学院医学部研究科委員会に学位(論文博士)を申請することが可能である。
8.専門医
日本医学放射線学会専門医、日本医学放射線学会診断専門医、日本核医学会専門医、IVR専門医、超音波専門医・超音波指導医、乳腺認定医・乳腺専門医、マンモグラフィー検診精度管理中央委員会認定医師、PET核医学認定医などの資格の取得が可能である。