入局情報

ENTRY GUIDANCE

研修医の感想

 初めまして、後期研修医1年目の安藤遼太郎と申します。

 私は大学卒業後東京女子医大放射線科医局の関連病院で初期研修を行ったのち、放射線科の幅広い業務や柔軟な働き方に惹かれて入局させて頂きました。

 東京女子医科大学病院は新宿区に位置しており、週末や夕方の勉強会に参加しやすい為日々の研鑽が非常にしやすい環境となっています。時間外業務は当番日以外には発生しないため、子どもの送迎などの家族行事、余力があればアルバイトなど各々のやりたいことや目標に合わせて有意義に時間を使うことができます。後期研修医として派遣される病院も基本的には大学本院周辺から通勤可能圏内であり、引越しなどに煩わさせることなく研修に集中できます。また、当医局では衣食足りて礼節を知るというコンセプトを大切にしており大学本院近辺での生活に必要十分な収入は医局から斡旋してもらえる外勤などで賄える為、医業以外の業務に煩わされることなく研修に集中できる環境が整えられています。

 私自身初期研修2年目で放射線科をローテーションするまでは放射線科の仕事内容すらあまりわかっておらず、ローテーションして初めて読影業務以外にもIVRや撮像プロトコル決定、画像の管理、カンファレンスでの画像に関するプレゼンテーション等、幅広い業務があることを知りました。放射線科医の仕事は仕事の魅力や向き不向きなど含め実際にローテーションしてみないとわからないことが多いです。初期研修医の先生で放射線科に興味がなくても、ぜひ一度放射線科をローテーションしてみることをお勧めします。画像診断は基本的にどの科に進んでも必要になるスキルなので、集中的に読影することで必ず診療スキルの向上につながります。そして、もし放射線科に興味が湧いた方はぜひ医局に見学にいらしてください。

安藤 遼太郎

 初めまして、渡邊理樹と申します。私は本年4月に画像診断・核医学科に入局しました。2ヶ月弱が過ぎ、ある程度新しい環境や業務内容に慣れてきました。これまで感じた印象や感想をここに記したいと思います。

 働き始めて最初に感じたのは自主性の高さでした。読影症例は自分で選び、まず書いてみるというスタイルです。特に最初は分からないことばかりですが、どこまで自分なりに調べて書くか、その後のフィードバックをどう活かしていくかは自分次第です。症例は豊富で、毎日新しい挑戦をすることができます。自ら学ぶ姿勢が求められる環境だとは思いますが、研修の場として最適です。

 上級医の先生方は皆さん優しく指導熱心で、気軽に質問や相談をすることができます。初期研修で読影をある程度経験した人もいれば、ほとんど触れて来なかった人もいるかと思いますが各々に合わせた学習ができます。

 業務は基本的に17時までで、週に一度程度の1時間ほどの当番を除くと、残業はあまりありません。義務としての当直もないため、仕事以外に家庭や趣味など大切にすることがある方でも働きやすい職場だと思います。業務以外には週に一〜二度、教育的な症例を共有する勉強会が行われます。初学者向けの内容も含まれるので参加意義は高いです。

 私自身は学生時代から放射線科を考えていたのであまり迷いなく進路を決定できましたが、人によっては初期研修で放射線科を回る頃には既に他科への入局が決まっていた、となっていることもあるのではないでしょうか。少しでも画像診断に興味のある方はぜひ一度見学にいらしていただければと思います。

渡邊 理樹