よくある質問
医局の雰囲気はどんな感じでしょうか?
若いスタッフが多く、和気あいあいとした医局だと思います。言いたいことがしっかり言えて、些細なことにも耳を貸してもらえるので、それが良いです。
具体的な1週間のスケジュールを教えていただけますか?
月曜から、土曜日昼間での勤務です。1日(もしくは半日2回)研究日があり、ほとんどのスタッフは医局から紹介された外勤先に行っています。原則9時から17時までの勤務です。カンファレンスや勉強会も昼食を摂りながら行ったりしています。夏休みや有給はしっかり取り合っています。
途中入局の医局員はどのくらいいらっしゃいますか?
講座ができて10年目ですので、約半数のスタッフが途中入局です。大学院に入学などで後期研修の途中から入局するスタッフもいます。
卒後の教育システムはどのようになっていますか?
毎週行っているのは、医局会に続けて行われるスタッフによるレクチャーで、放射線診断専門医になると輪番で担当します。教授から助教までが15分前後のレクチャーをしています。それと放射線診断専門医を取得するまでは、2~4症例のレビューを担当します。これは後期研修医が輪番で行います。多くの他科とのカンファレンスにも協力していますが、担当者以外は自己研鑽としての参加になります。
入局後の収入はどうでしょうか?
大学から支給される給与の他に、外勤先からのアルバイト料があります。その他に、研修もかねて肺癌検診、胃癌検診、乳癌検診の読影アルバイトも回ってきます。また、当直のアルバイトも希望すれば医局から紹介があり、大学からの給料があまり高くない分、これらアルバイト料で十分補えると思います。
女性医師の産休・育休後の復帰までの期間はどのくらでしょうか?
出産のタイミングによりますが、お子さんを預かるところが見つかったら復帰するスタッフが多いと思います。認可保育所の他に、院内保育所もあり、どちらかを利用しています。
出向先はどのような病院がありますか?
後期研修医は、国立国際医療研究センターや都立多摩総合医療センターに出向することが多いですが、それぞれ諸事情を考慮し、大学病院での研修を優先する場合もあります。放射線診断専門医は本人の希望に応じてスタッフとして関連施設に長期に出張するという選択肢もあります。具体的施設は、スタッフ一覧をご覧ください。
地方に戻られた医局員はいらっしゃいますか?
家庭の事情で地方に戻られた医局員が複数います。卒後の一定期間は東京で研修を受け、その後地元の病院で勤務することもライフプランとして良いと思います。地元の大学の医局員として働きたい場合は、当医局から地元の大学に紹介もしています。
大学院入学の時期は何年目くらいが最適でしょうか?
2~4年目くらいがいいと思います。今までの大学院生は全員、後期研修医として働きながら大学院に所属していましたので、生活面のことは心配ないと思います。
AIは今後どのように画像診断に影響を与えるでしょうか?
現在の多くの人工知能(AI)の臨床応用はdeep learningを用いたもので、実際の診断とは異なっています。例えばCTで見られる肺結節が良性か悪性かとの診断をすると、大変優秀な結果を示すかもしれません。しかし、実際の読影では肺のその他の疾患のチェックや、描出された臓器のチェックを広く行わないといけません。AIがこのような診断全般を担えるようになるのはずっと先のことだと思います。