私たちの教育制度・キャリア支援看護
教育制度・キャリア支援
入職後は1ヶ月を目安に、プリセプターの看護実践に新人看護職員が一緒に参加して学ぶシャドウイング体制を実施しています。熟達者の実践と新人の豊かな感性から相互に学びあい、看護の喜びをわかちあうことにより、新人看護職員が「チームの一員」となっていく過程を支援します。
プリセプターと共に行動することで「共に学び合う」「共に承認し合う」ことで学びの実感や看護する喜びを分かち合い、個人のペースで新しい環境に慣れるためのプリゼプターシップ期間を約3ヶ月間設けています。
4ヶ月目以降もチームでの支援が継続され、新人看護職員の育成をチームの共通目標とし、しっかりとサポートしてもらえることで、不安なく看護に集中できる環境です。
熟練した看護実践力と自己研鑽を重ね順調にキャリア形成している看護師を「クリニカルコーチ」として育成しています。主任、師長と協力し、新人教育をはじめ、看護職全体へのキャリア発展をサポートしてくれます。
対象者:入職1年目
開催時期:入職時・3・6・8・12ヶ月(まとめ)
対象者:入職1年目
入職3ヶ月間は看護職員として、社会人として、まずは環境になれ、生活を確立するための大切な期間として残業なし・課題なしで過ごします。まずは看護感を育むために、看護する喜びを感じるための期間です。
同期同士で現状を語り合い、学んだことを伝え合うクリニカルコーチカフェ。
定期的に開催し、お互いに支え合っています。
集中治療室に勤務する新人看護師に必要な基本的実践能力と態度を養い、集中治療を受ける患者及び家族の全人的苦痛と看護について学び合います。3施設の集中治療室に勤務する新人看護師が集まるため、それぞれの施設の特徴などの情報交換の場となっています。
看護師はストレスのかかりやすい職業といわれています。要因は生命への責任、時間の制約、不規則な勤務形態、多方面とのコミュニケーション・関係構築などが挙げられます。ケアをする立場にある自身のメンタルヘルスについては後回しになりがちな為、リエゾンナースが個別・グループ面談やストレスとの上手な向き合い方に関する教育的支援を提供しています。いつでもリエゾンナースをご活用ください。
2年目以降は、自分のキャリアラダーレベル、担う役割に求められる能力の向上をめざして、研修を選択し受講します。
経験者もラダーレベルに合わせて研修を選択することができます。
プリセプター研修では、新人看護職員とプリセプターが共に看護を実践する中で、ともに学び合い相互の成長と向上を目指していく上で、新人看護師支援を考えていきます。他部署の意見を聞くことで、色々な気づきを得られています。
コミュニケーション研修では、チーム活動の中での自分と相手の対人コミュニケーションを振り返り、「自分のこと」「相手を知ろうとすること」を体験的に学びます。研修での気づき、学びを職場でも活用し、自分のコミュニケーションの傾向を意識して人間関係を育み、看護チームの一員として成長できるよう学んでいます。
東京女子医科大学は、東京女子医科大学看護師の静脈注射実施に関する基準を定めています。3施設で統一した基準に則り、静脈注射・輸液を安全、確実に実施するために必要な基礎知識、技術を習得し、責任もって実施する事を目指し、筆記試験と実技試験を年2回実施しています。
日々看護実践していく上で、看護倫理Ⅰ研修では、看護倫理の基本と特徴を理解し、倫理の視点から自らの看護実践をふり返り、倫理的葛藤や問題を整理することを学んでいます。
この研修では、影響関係を捉え自己のリーダーシップの傾向がわかり、チームの目標達成に向け、状況に応じたリーダーシップを発揮できる事を目指しています。3施設合同の研修のため、他施設の仲間と体験的に学び、自分のリーダーシップ傾向を見つめなおす時間となっています。
東京女子医科大学では、全人的なヒューマンケアの担い手として、リーダーシップが発揮できる看護師の育成のためにAIリーダーシップ研修(Appreciative inquiry)を取り入れています。問題解決型のギャップアプローチだけでなく、個々の価値観や強みに着目したポジティブアプローチであるAIリーダーシップを学ぶことで、新たな価値を認め合い共通の目標に向かって協働し合える組織づくりに向け役割を発揮できることを目指しています。
様々な専門領域の看護スペシャリストによる専門性の高い研修では、高度医療を担う足立医療センターの看護職に必要な内容を継続して学ぶことができます。興味に合わせて選べ、スキルアップを目指せる取り組みです。経験者もラダーレベルに合わせて研修を選択することができます。
本院・足立医療センター・八千代医療センターの3施設が合同で企画する領域別の教育研修です。各領域における3施設の特徴を知ることができるため、キャリアパスに応じて施設間異動も可能となります。
東京女子医科大学女性医療人キャリア形成センター 看護職キャリア開発部門が企画する「看護専門領域スキルアップ研修」など、多様な教育ニーズに対応する教育システムで学習を支援しています。