News 一覧
入職8か月を迎えるこの時期は、一人でできるようになった基本的な看護実践が増えてきた一方で、任される仕事量の増加や、多様な業務に直面することでの焦りや緊張から、インシデント・アクシデントに遭遇することが増える時期でもあります。
この時期に、安全な医療を提供する使命を担うチーム医療の一員として、看護実践における「安全」「観察と判断」「確認」について、看護技術の『与薬』に着目し、看護実践導入8か月研修をおこないました。
『安全・安心な看護を提供するために必要なこと』では、
「患者に対して何か実施する際には、必ず確認してから正しく行うことが大切」
「インシデントを体験するとかなり凹むが、その経験を通してインシデント・アクシデント防止と看護実践にどのように繋げるかが重要」
「他部署のヒヤリハットが共有できて良かった」 など、
『安全なくして安心な看護は提供できない』ことを学びました。
『薬剤の安全管理』では、
「なぜ与薬を行うのか、行うことでの副作用確認など、人任せでなく、自分で確認し学んでいくことが一番大切」「薬剤ひとつで患者の体調を左右するからこそ薬剤の知識、なぜその薬が必要なのか考えることが重要」「薬剤を扱う責任をしっかりと考える」ことができました。
実際に点滴薬の隔壁開通確認をグループで実施し、正しい手順・確認方法などを学びました。
『安全な与薬のための正しい6R』では、
「6Rで確認することでインシデント・アクシデントは防ぐことができる」
「手順に則って行うことの重要性やカルテ記載などが、相手や自分を守るために必要だとわかった」など、
「6Rでの確認の必要性」や「記録の重要性」を学びました。
『看護の場面での観察と判断そして確認すること』では、
グループワークで、『安全・安心・安楽な看護実践のために、今の私にできること』を話し合い発表しました。
「ちょっとした違和感も確認、共有する」「6R、指差し確認の徹底」
「病棟全体での情報共有」「患者にも協力を得る」
「自分が最終確認者である責任をもつ」 など、
明日から実践できる取り組みを発表しました。
『入職8か月の成長の振り返り』では、
「前より自分の仕事だけでなく、周辺業務や先輩の仕事にも目を向けられるようになった」「部署によって経験できることは違うが、それぞれ成長していると感じた」
「チームとして報連相を行うことは、患者の安全につながると考えられた」
「報連相だけでなく、日々の先輩とのコミュニケーションが大事だとわかった」 など、
それぞれの成長への気づきと、『安全・安心・安楽な看護実践のために必要なこと』を学び、新人看護師としての基盤を積み上げる機会となりました。