細胞を用いた新しい食料生産システムの構築

 地球上において藻類・植物と動物は物質循環を通じて共生し、リサイクル社会を形成しています。地球上の「共生リサイクル社会」を培養皿上で実現することで立体組織内の低酸素および老廃物が蓄積された培養環境の改善を目指し研究を開始しました。藻類と動物細胞を共培養することでリサイクル系が成立し、組織内の過酷な培養環境の改善そして厚い立体組織の維持が可能となりました。現在、この研究成果を端緒に、早稲田大学(梅津光生研究室、朝日透研究室、梅津信二郎研究室)、インテグリカルチャー株式会社および宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、再生医療や食料生産への応用を目的とし、藻類を用いた新規動物細胞培養技術の確立を目指し、研究を行っています。

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