「未来医療としての胎児再生医療」
【講師】
大和 雅之先生
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 教授
【概要】
遺伝子の塩基配列の変異や欠失などの異常を原因とする遺伝病は、単一の遺伝子によって規定される遺伝性疾患(メンデル遺伝病)だけでも、これまでに数十種の疾患が同定されているが、そのほとんどは対症療法的な治療しか存在せず、今後の遺伝子治療の発展による根治治療に大きな期待が寄せられている。しかし、個体発生が進行している胎児期に発現が必要な遺伝子も多く、出産後の治療では間に合わない疾患が少なくない。子宮内の胎児期に介入することが必要だが、遺伝子治療は母体への影響の観点からは、不可避の困難が存在している。一方、子宮内の胎児に細胞移植をすることで、大きな治療成果が期待できる。 また、胎児期には自他を区別する免疫が完成しておらず、異なるHLAをもつ同種細胞が拒絶されることなく生着する。
本セミナーでは、演者が今最も期待している未来医療の一つとして、子宮内胎児再生医療について周辺技術と合わせてその現状と課題についてレクチャーする。
【日時】
2021年4月22日(木) 18:30~19:30
18:30~19:10 大和先生ご講演
19:10~19:30 未来医療についてのディスカッション
後ほど招待URLをお送りいたしますので、時間になりましたらミーティングに参加ください。
【申込方法】
参加を希望される方は以下の内容をメールにてお知らせください。
1. お名前
2. ご所属(BMC受講生・修了生の方は期をお知らせください)
3. メール連絡先
【申込・お問い合わせ先】
未来医学研究会事務局(福田)mirai.aa@twmu.ac.jp
【申込締切】
2021年4月19日(月)
【今後の予定】
Vol.17 5月 日程決定次第メールにてご案内致します。