「新型コロナウイルスにどう立ち向かうか~未来のウイルス感染対策~」
【開催報告】 未来医学研究会 幹事 関谷佐智子
梅雨が空けない7月末、学校はコロナによる休学期間を補うために延長した一学期を終えるかどうかのさなか、突然の会長の発案で「新型コロナに立ち向かうには!!」というマンスリーセミナーのテーマに沿うようなアイディアはなかったかとそれはそれは古い手書きの文章や最新のきらびやかな図のついたBMC未来医学論文に目を通していた。意外だったのはおよそ40年ぐらい前のものかと思うが、あまり今のアイディアの方向性と大きく変わらない点だったろうか、AI、ワクチン、組織工学等々、温故知新な気持ちで当日のセミナーを迎えた。
今回もZoomによるオンライン開催だったが、BMC 2,26,29,32,33,37,38,42,43,46,48,50期修了生および51期現カリキュラム受講生と賛助会員の参加登録があり、急拵えの割にはなかなか盛況だった。特に注目は2期の修了生のご紹介で一般の会員として登録・初参加頂いた方からのコロナ対策アイディアの発表希望登録もあり、塞翁が馬のごとく、先行きの読めない開催となった。
まずは 会長の清水教授のコロナウィルスの短い総説から、予防にはシールド・マスク等、もしくは自身の免疫力向上・維持、ワクチンなどで治療は決定打がまだないことなどが説明された。その後、過去の未来医学論文のワクチンや免疫・感染症関連のピックアップが行われ、特に清水教授はBMC 42期の人工乳腺の論文を説明された。その際に、参加予定ではなかったが、論文作成者に声を掛けると、参加者のどなたかが連絡して頂き、急遽本人の参加が叶い(ご多忙中だったかと思いますが、ありがとうございました。)、大変緊張されていたようだが、とてもよい雰囲気となった。その後、新規会員の方から自身で開発した次亜塩素酸発生器の紹介が行われ、これにまた参加者からのチャットや発言による質疑応答と、互いにやりとりのある活気ある議論が繰り広げられた。ただ終盤ちょっとぐだぐだになってきたところで、また会長の突然の「なんか他に対策やアイディアないか」の無茶振りにちゃんと「感染者接触対応アプリ」の問題や路上への消毒剤噴霧は意味あるかなど、さすが会員の皆様、さっと対応して頂き、盛り上がりをみせていた。
最後に現役カリキュラム生の東さんや益田さんも発言して頂き、今回はアットホームというか小さな会議室でいろんな職種・年齢がワイワイやっているような気分が味わえる回だったかと思われる。
ここ最近のオンライン会議システムの活用から、これもまた会長の発案で、オンラインでBMC同窓会など開催するのもいいのではないかなということで、検討よろしくお願い致します(予告・報告お待ちしております)。