≪日中医療特区構築≫日中で医療デバイス、細胞などの安全性データを指定病院で出していき、日中同時に認可がとれるようにしていく。特区的なシステム構築で両サイドでデータを同一プロトコルで取得し、SFDA―厚労省が同時に認可を出す仕組みはできないものか。日中特区の中で治療例を集めて全国展開に繋げるというストーリを描きたい。これによりデバイスもどういう部分をきちんと押さえなければならないかがクリアになる。そして医者サイドの教育も進められる。日中特区では治験、医療デバイスの開発を加速することになり、限定使用から全国展開の流れを構築する。欧米から高価な検査装置、薬を輸入して行うお金のかかる医療から効率的、コストがかからず大量の人を治せる医療への転換が日本、中国に共通の課題であろう。日本は技術的には例えば心臓のペースメーカを製造することができるが、現実には100%輸入に頼っている。日中の医師が先端のテクノロジーを使えるようにする仕組みを作っていき、5-10年後にはアジアが世界の患者を治すことにしたい。その基盤を我々の世代で作る。アジアの中の先端医療をどうすればよいかを一緒に考えていきたい。これは未来医学研究会が仕掛ける未来の医療イノベーションではないだろうか。
先端医療イニシアチブ活動