レポート
今回の訪中での主な訪問先と議論のポイントを以下にまとめる。
9月21日、代表団は北京空港で中国側のホストである中国日本友好協会友好交流部 張氏に迎えられる。高速鉄道で天津に到着。天津市人民対外友好協会副会長 劉氏(天津市人民政府外事弁公室副会長を兼務)の招待を受ける。
ここで、劉氏より天津を中国の医療改革のモデル都市としたい。未来医学研究会との交流を深め、協力を得たいとの要望を頂戴した。具体的な事項としては、
1) 医療保険制度、規制を含めた医療体制改革について議論をしていきたい。
2) 先端医学、医療技術の交流、技術の導入もしていきたい。
3) 医師、研究者、エンジニア(産官学)の人材交流を推進したい。
そのためにも未来医学研究会についてもっとよく教えて頂きたいという要望であった。
天津医科大学総医院視察、打ち合わせ。王国林副院長によるご案内。写真は会議の様子とオープンMRIが装備された手術室を見学。設備は日本とほぼ同等レベルの充実である。今後はソフト面の充実、先端装置を使いこなす人材の育成が課題であろう。
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天津医科大学総医院副院長との打ち合わせ -
オープンMRI設備
設備天津医科大学眼科中心(眼科センター)訪問。アジアは目の病気が多く、患者さんも多い。外来患者が一日800人。フェムト秒レーザを含むレーシックの設備も有する。ここでは、具体的にセルシートを用いた角膜再生治療について技術導入を行い、治験へと進むことを進める方向で話がまとまった。医師のトレーニング、角膜セルシートの作製設備などが必要となる。韓教授がCPCをデザイン中とのことであった。2,3年の時間軸か。
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天津医科大学眼科中心 -
左より、楊教授、岡野先生、趙副院長、魏副主任
左より、楊教授、岡野先生、趙副院長、魏副主任天津医科大学副校長 女兆(女は片)教授、国際交流処 処長郭教授らと会談。天使医科大学では中国外の医学部留学生(インド、パキスタン、スリランカなどが多い)を全学年で1400名ほど受け入れている。中国国内の学生は全体として5000人規模とのことである。これだけの規模の留学生を受け入れていることは、将来に向けての中国の近隣国への投資になる素晴らしい活動である。
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天津医科大学メンバーと代表団 -
天津市の将来ビジョンが大きな模型として展示
天津は天津市、天津医科大学と未来医学研究会の日中連携構想に対して大変協力的であり、大歓迎の意思表示を頂いている。
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