ご挨拶

 人々の健康を守るため、また高齢化社会を迎えて医療・福祉産業はますますその重要性と必要性が増しています。いままさに新型コロナウイルスによる脅威に直面している中では、病気を治すこと、予防することに加え、新しい暮らしの在り方が求められています。こんな時だからこそ、病気やヒトの身体に関する正しい知識を持ち、あらゆる知識を総動員して生み出す柔軟な発想こそがこれを実現するものと考えます。

このバイオメディカル・カリキュラムは、理工学と医学の知識を有する新しい人材を育成するために、およそ50年前に開講しました。当時の日本にはまだ医・理・工の知識を兼ね備えた「バイオメディカルエンジニア」という役割はなかったそうです。医療現場が本当に必要とするものを創り出すために必要な知識を得て、さまざまな分野の専門家が集うことで、新しいものを生み出す。それができるのがこのバイオメディカル・カリキュラムです。

これまでに受講生は2,000名を超え、医薬・医療機器業界の第一線で活躍する人材を多く輩出して参りました。1年間を共にした同期の方々は、お互いに刺激し合う、高め合う仲間として修了後も交流を続けておられる修了生もたくさんおられます。競合企業や業種の隔てなく人脈を作ることができるのも、特色の1つといえるでしょう。

未来の医療を切り開きたいとお考えの方は是非ご参加ください。

東京女子医科大学     
先端生命医科学研究所   
所長・教授  清水 達也

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