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高校生4


池田先生と看護師とのかかわりは?または看護師の魅力とはどんなところにあるのでしょうか。

池田先生イメージ

小さいころから怪我をよくしたり、交通事故にあったりと、病院にはよくお世話になりました。まぁ、活発な子だったと思ってください。そこで医師や看護師に会うことが多かったのが影響しているかもしれません。10歳から15歳までアメリカで過ごしたのであちらでも看護師にお世話になりました。卒業した大学は最初の2年間は教養学部に在籍する大学だったので、入学した時は看護師になろうとは考えていませんでしたが、進学した保健学科(当時)には、看護師になれるコースがあることがわかり、チャレンジしました。看護師は患者に一番近いところにいます。患者と家族の希望を理解し、それに沿ったケアを考え、提供できる最適なポジションにいること、それが魅力です。




高校生3


先生は、看護師免許を取得してから、看護師になったわけではないと聞きました。ぜひ、これまでのキャリアを教えてください!!

池田先生イメージ

大学卒業後は、ものづくりがやってみたかったのでメーカーに就職しました。商品開発とマーケティング、また、日本発の商品を海外展開するために海外を飛び回りました。その後、恩師の誘いで、厚労省に看護技官として入省し、医政局看護課、保健局医療課で仕事をしました。国民のQOLと、将来の看護に資することはなにかを考えながら検討する仕事に明け暮れましたが、やりがいはありました。パートナーの留学に伴い渡米し、帰国後は大学院に進学をして、それからは研究・教育の仕事をし、今に至っています。



高校生4


今一番力を入れていることはありますか??

池田先生イメージ

看護の実践を、研究の上でももちろんなのですが、一般の人にも分かるように言語化したり、見えるようにしたいと思っています。看護の力で人を笑顔にできると思うから。そのための研究方法を考えることに力をいれています。好きなことは、自然の中にいること。都会ではなかなか難しいですが、植物園にいって森や葉っぱの香りを身近に感じることが好きでなるべく季節ごとに行くようにしています。




高校生3


学生時代の思い出があれば、教えてください!

池田先生イメージ

最初に担当した外科病棟のKさんとの関わりでは、当時はがんの告知が一般的ではなく、実習中に自分の病名はなんだと、何度も尋ねられました。家族から口止めされていたので言うこともできず悩みましたが、その問いをきっかけに、たくさんの人生経験において何を大切にして生きてきたのか、退院したら何をしたいのかといった話をすることによって、患者のやりたい生き方を実現することは看護の力でできると実感もしました。その後の内科の白血病のOさんはちょうど自分の母親と同じ年齢で、再発後だったので予後の悪いかたでしたが、家族への思いやりや周りへの感謝の気持ちにあふれた人で、つらい思いをしてきたのにどうしてこのような心持ちになれるのだろう不思議でした。私たち学生は、いや看護師になった後も患者さんからたくさんのことを教えていただくことになるのだろうなと予感しました。






message
看護師・保健師は対人の専門職です。日々の、ちょっとした瞬間に患者から声をかけられた時のその言葉や、患者が見せる合図を大事に受け取り、それに対してその場で自分が持っているあらゆる情報を駆使して、それまでに培った看護経験や修得してきた知識などからの学びを瞬時に活用して、対応・ケアする仕事です。大変ですけど、やりがいありますよ。

池田先生メッセージ



              

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