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2004.09.28

 
文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に選定されました。
現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)は、文部科学省が将来性ある教育を財政支援する今年度からの新規事業であり、国公私立を問わず、大学・高専同士を競わせて資金を獲得させることで大学などの教育改革を促すことを目的としています。本学は6つのテーマに対し3件を申請、その内の「人材交流による産学連携教育」(申請部署及び担当者:大学院医学研究科先端生命医科学系専攻岡野光夫教授)が選定されました。
本事業には全国から559件の申請があり、その中から86件(選定率:15.4%)が選定(私立大学では257件申請「単独申請のみ」のうち35件が選定)されました。
なお、選定理由および選定一覧などの詳細については、文部科学省のホームページに公開されています。
平成16年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム選定取組の概要及び選定理由

大学等名 東京女子医科大学 整理番号 133162
テーマ番号 5 テーマ名 人材交流による産学連携教育
取組名称 医工連携実践のための人材育成
取組担当者名 岡野 光夫
(取組の概要)
今日においても医療分野の経済成長は10数%を記録し、また大きく輸入超過であることから、バイオメディカル領域の産業強化は重要な課題となっている。企業研究所内で開発された試作機を医療現場に持ち込み、フィールドテストを行って初めて臨床応用上の不具合が見つかる等、従来の医療機器開発には多くの問題点が指摘されている。内外の成功事例の検討から、理工学系研究者と臨床系研究者との協調を図り真の医工連携を実現することこそが、強いバイオメディカル産業の育成に必修であることが近年認識されている。本取組では、医工連携に多くの業績をあげてきた本学のスタッフのみならず、本学先端生命医科学研究所が30年以上にわたって主催してきたバイオメディカルカリキュラムおよび大学院先端生命医科学専攻の修了生を中心に産業界から有識者を招いて新しいカリキュラムを作成し、医工連携を実践できる人材を育成する教育・研究環境を構築する。
(選定理由)
医工連携による医療の高度化・産業創出ニーズは高く、関連人材の育成も焦眉の課題です。本事業は、これまでの高い医工産学連携実績をベースに高度なバイオメディカル教育と研究環境を創出する時宜を得た構想です。
多くの医工連携で課題とされることは、理工関係者との臨床現場(患者)との直接接点の不足であり、受益者たる患者の真のニーズや声が研究現場に届かないきらいがあることです。
なお、本事業は、極めて水準の高い理工系技術が組み込まれることが計画されていますが、その機能が十全に発揮されるような教育プログラムの具体化と臨床現場との密接な連携が求められます。
   
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