国際交流
国際交流の取り組みについて
医学部の国際交流は、イギリスのカーディフ大学(旧ウェールズ医科大学)と国際交流協定を結び、2人の学生が交換留学生第一号としてイギリスへ渡った1997年に本格的なスタートを切りました。当時、私立の医科大学が海外交換留学プログラムを導入したのは画期的なことでした。
その後、国際交流協定校を増やし、現在その数は世界10か国・地域に16校を数え、これまで380人超の学生をこれらの協定校へ派遣するとともに、受入学生数も350人以上にのぼっています。 派遣留学は第5学年生を対象とし、留学先での病院実習は単位認定されます。またラオスをはじめとする開発途上国での地域保健フィールド実習も行っており、年間の派遣学生総数は毎年35人強を数えます。
これは第5学年生全体の約3分の1に相当し、留学する学生の割合が大変高いのが本学医学部の特徴の一つとなっています。
海外交換留学プログラムは文部科学省の海外留学支援制度に採択されており、女性医療人育成の特色あるプログラムとして、国内外で高い評価を受けています。
派遣学生の声
国際交流活動について
医学部の国際交流活動については、以下で紹介されておりますので、併せてご参照ください。1. 日本学生支援機構(JASSO)発行ウェブマガジン「留学交流」(2011年12月号)
2. 東京女子医科大学広報誌Sincere第3号(2015年1月発刊)
3. 国際開発ジャーナル『途上国の現状見つめ国際的視野を備える専門家目指す』(2019年10月号)
外国人留学生(卒後)の受入れについて
本学では、上記交換留学生の他、外国人留学生(卒後)の短期から長期の受入れも積極的に行っております。1998年に国際交流委員会室が設置されて以降、医学研究科では24名の外国人留学生が在籍しており(内3名は文部科学省国費外国人留学生)、帰国後は母国の保健省行政官や病院幹部医師として活躍しています。
国籍別では、中国(7名)、韓国(2名)、台湾(2名)、ベトナム(2名)とアジア圏が多いですが、ガーナ(2名)、マダガスカル、トルコ、エジプト、ロシア、アゼルバイジャンなど、世界各国から留学生を受入れています。
その他、研究生や見学生として年間20名以上の外国人留学生を受入れており、厚生労働省の外国人医師臨床修練の資格取得者も年間5名程度います。このような短期から長期の外国人留学生の在留申請や生活支援は、国際交流委員会室がサポートしています。
コロナ禍におけるメタバースプログラムの取り組み紹介
現在コロナ禍により中止している移動を伴う国際交流プログラムについて、バーチャル空間を利用することで再開するためのシステムを構築し、これにより、非接触で、海外にいる教員や学生、日本国内の遠隔にいる教員や学生が、本学に設置してあるアバターロボットや本学が借りているVR空間に自身のPCよりログインし、本学教員や学生を交えたセミナーの開催や聴講、本学の研究室の見学をしながらの共同研究の話し合い、海外教員の国内学会参加や本学学生への講義、学生同士の国際交流に関する話し合いなどを定期的に実施している。
★成果
海外留学が中止になる中、非接触での国際交流体験により、留学に対するモチベーションを保てることがアンケートにより判明した。また、ゲーム感覚で、アバターロボットを操作したり、自身のアバターでVR空間に入ることで、対面の国際交流や通常の講義では味わえない楽しさを体験できると、学生からの評価も高い。
[アバターロボットを遠隔操作する本学学生と研究所内で
アバターロボットを介して本学学生に研究内容を紹介している教員]
国際交流委員会室について
室長:石津 綾子(解剖学(顕微解剖学・形態形成学)教授・基幹分野長)
副室長:青木 雅子(小児看護学 教授)
北原 秀治(先端生命医科学研究所 特任准教授)
室員:大黒 史子(学長室 係長)
場所:彌生記念教育棟1階 学長事務室内
内線:31118
FAX:31119/03-5269-6653
E-mail:interoff.hq@twmu.ac.jp
主な役割
1.医学部・看護学部の学生の交換留学に関する業務
2.本学に来校する短期または長期の外国人留学生・研究者の支援に関する業務
3.安全保障貿易管理に関する業務
*規程および付属書類はこちらをクリックしてご覧ください
・安全保障輸出管理規程