医学部

糖尿病・代謝内科学分野

概要

1975(昭和50)年に開設された糖尿病センターを母体に、1978(昭和53)年に独立・開設された分野である。糖尿病を中心に、脂質異常症、肥満、動脈硬化症、メタボリックシンドロームなど糖尿病・代謝疾患およびその種々の合併症すべてについて、卒前および卒後教育と基礎および臨床研究を担当している。
糖尿病は、インスリン作用不足の結果、慢性高血糖を特徴とする広範な代謝異常を起こし、網膜症、腎症、神経障害や種々の大血管障害を引き起こす、つまり全身の血管障害を引き起こす疾患である。
臨床面では、各科と緊密な連携を保ち、スタッフ一同、チーム医療の実践に努めている。
研究面については、糖尿病・代謝内科にはいくつかの研究グループ(疫学、1型糖尿病、肥満症・脂質異常、腎症、足病変など)がある。

教育内容

いくつかの研究グループ(疫学、1型糖尿病、肥満症・脂質異常、腎症、足病変など)に分かれて研究をしている。
具体的には、糖尿病(1型、2型、その他特定の型)の成因や原因遺伝子解析、新しい治療法の開発、慢性合併症の成因と治療とそのリスク因子解析、糖尿病と妊娠に関する研究、肥満や脂質異常症の成因と治療に関する研究、疫学的アプローチから糖尿病発症および合併症発症への予後因子解析など、幅広い研究活動を行っている。
2012年には糖尿病診療の実態に関する大規模前向き観察研究(DIACET)を開始しており、その成果は患者さんへ還元し、明日への治療の改善につなげている。

スタッフ紹介

教授
中神 朋子
専門領域
糖尿病臨床疫学
肥満症・脂質代謝異常

(兼務)特任教授
佐藤 麻子
専門領域
糖尿病患者における心血管障害、臨床検査

(兼務)特任教授
岩﨑 直子
専門領域
糖尿病及び糖尿病合併症の遺伝解析
薬剤感受性多型
糖尿病の治療一般

准教授
三浦 順之助
専門領域
1型糖尿病に関する基礎的臨床的研究

講師
小林 浩子
専門領域
1型糖尿病
糖尿病医療学

講師
花井 豪
専門領域
糖尿病性腎症

講師
大屋 純子
専門領域
糖尿病臨床疫学
肥満症

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