公衆衛生学部門
卒前教育では、医学部の第1学年から第4学年までの縦断科目である「AI・データサイエンスと医療」において、生物統計、疫学、EBMの講義・演習を担当しています。
そのほか医学部第4学年(セグメント8)の基幹科目「社会制度と保健・医療・福祉」など、医学教育モデルコアカリキュラムに沿った衛生学と公衆衛生学の講義を行っています。
「AI・データサイエンスと医療」では、医療に関わる各種情報を効果的に活用するために、ICT (Information and Communication Technology)の利用を中心にした情報の収集・整理・統合・分析・選択・検索・発信・提示の実際を学修します。まず、統計学の基礎を学修し、統計データを適確に処理できること、また得られた結果を正確に解釈できるために必要な知識の習得を目標とします。その後、疫学の概念と方法を理解し、これを集団に応用するための基礎的な能力を身につけることを目標とします。さらに臨床実習におけるEBMの実践力を養います。
「社会制度と保健・医療・福祉」では、個人や集団の健康の概念を認識し、健康の保持増進に必要な個人的および社会組織的な取り組みのほか、保健医療に関連する法規や統計情報、行政組織や制度、医療と経済について学び、社会における医療の問題点や対策を考察できることを目指します。
また、「テュートリアル」「研究プロジェクト」「選択診療科実習」「臨床基礎実習」にも携わっています。
看護学部では、疫学(第4学年)の講義を担当しています。
グローバルヘルス部門
講義
Segment |
学年 |
講義内容 |
S1~S4 |
1,2 |
テュートリアル |
S1 |
1 |
生体防御機構 |
S2 |
1 |
生体と微生物 |
S4 |
2 |
AI・データサイエンスと医療 |
S4 |
2 |
呼吸器系2 |
S6 |
3 |
公衆衛生学 |
S8 |
4 |
疫学 |
S7 |
4 |
感染症系 |
S7 |
4 |
社会制度と保健・医療・福祉 |
S10 |
6 |
領域12 |
実習
Segment |
学年 |
実習内容 |
S7 |
4 |
感染症系(寄生虫学実習) |
環境・産業医学部門
卒前教育では、医学部第1学年(セグメント1)の基幹科目「人体の成り立ち」と第4学年(セグメント7)の基幹科目「環境と健康・疾病・障害」および「社会制度と保健・医療・福祉」を中心に、医学教育モデルコアカリキュラムに沿った衛生学と公衆衛生学の講義を行っています。
「人体の成り立ち」では、医師を志し、これから医学を学んでいく新1年生に対するイントロダクションとして、人体の内部構造の概要と人体と外部との関わりについて、さまざまな視点から学ぶことを目標としています。
「環境と健康・疾病・障害」では、将来、医師として生活および労働環境中に存在するさまざまな有害要因に起因する疾病や障害の発症を予防し、健康を保持・増進させ、さらに生活の質の向上を図ることができることを目標としています。
また、「産業保健・環境保健・食品保健」/「社会保障制度と医療経済」(セグメント10領域12)、「テュートリアル」、「研究プロジェクト」、「選択診療科実習」、「法学」(選択科目)、「『至誠と愛』の実践学修」を担当しています。
看護学部では公衆衛生学(第3学年)、疫学(第4学年)の講義を担当しています。そのほか、バイオメディカルカリキュラム(環境・産業衛生学)を担当しています。